2020年最新!STORES jpとは?BASEと手数料や評判を徹底比較!

2020年最新!STORES jpとは?BASEと手数料や評判を徹底比較!

こんにちは!

ハンドメイド販売のためのブログ「花と風」を運営している花(はな)です。

私はフリーランスとして独立する前、10年以上小さなアパレルメーカーに勤めていました。
社長からある日突然ネットショップの立ち上げを任され、四苦八苦しながら独学で運営を学び、一番多い時では、小規模ながら平均300万円を売り上げるショップに育てました

独立した今は、ハンドメイド作家さんのネットショッププロデュース業の傍ら、ノウハウをお伝えするブログを運営しています。

さて、そんな私が、今とっても気になっているネットショップ開設ツールがあります。

それは、最近テレビCMでもよく見かける「STORES(ストアーズ)」です。

STORESのトップ画像

存在はもちろん知っていましたし、自分がショップを開設する際も、同じような開設サービスをしているBASE(ベイス)と比較して検討しました。

正直、今までSTORESに対しては

「オシャレだけど…なんか条件厳しいし、気取ってる感じ?」

「結局月額制にしなきゃ満足に使えないんでしょ?」

「BASEと同じようなサービスだけど、遅れを取ってるよなぁ〜」

というイメージがあり(失礼)、私はBASEを選びました。

このブログでも、ネットショップ開設ツールといえば私の推しはBASEだったはずなんですが、CMをきっかけに久々にサイトを覗いてみると…

めちゃくちゃバージョンアップしているではありませんか!!

これは!!!

と思い、この度のブログでは、STORESの改変をまとめるとともに、今一度、手数料や条件、使い勝手などを、BASEと比較してみることにしました。

その中で、私が思う

● STORESがBASEより優れているポイント

● BASEの方がSTORESより優れているポイント

なども記述したいと思います。

結論から申し上げると、STORESすごく良い!!!です。

ぜひ最後までご一緒に、比較検討にお付き合いください^^

 

STORES.jp(ストアーズドットジェイピー)とは

STORESの概要

STORES(ストアーズ)とは、ストアーズドットジェイピー株式会社が運営するシステムで、近頃「インスタントECサービス」とも呼ばれる、誰でも簡単に本格的なネットショップがつくれるネットショップ構築サービスです。

今までSTORES.jp(ストアーズドットジェイピー)という名前でしたが、どうやら2020年1月30日に、キャッシュレス決済サービスのCoineyと統合することでSTORESと改名したようです。

https://twitter.com/stores_jp/status/1222687494526795782?s=20

最近ではテレビCMも見かけるようになりましたね。

昔から知っていた私は「おぉ!ついにSTORESもテレビCMか!」と驚きましたが、ロックバンドOKAMOTO’Sさん × イラストレーター⻑場雄さん、そしてガールズバンドCHAIさん × イラストレーター白根ゆたんぽさんの作り出すゆる可愛いオシャレな雰囲気は、昔からファッショナブルなイメージのSTORESにピッタリだなと納得です。

STORESの特徴

STORESは、ネットショップ開設システムという難しい呼び方よりも、もっと気軽な感じで、SNSのアカウントを作るイメージでネットショップが作れるお手軽さが特徴です。

デザインは無料テンプレートから選んで、そこに商品を登録していくだけのかんたん作業。
テンプレートとは、デザインのひな形を指します。

STORESのテンプレートは全て無料であるにも関わらず、デザインのクオリティが非常に高いことも特徴だと言えます。

さらに、2019年7月に無料プランを大幅改変し、ネットショップを効率よく運営するための便利なツールなど、20種類の機能が無料でも利用できるようになりました。

昔は、ホームページを作るといえば、WEB制作会社に頼んで何百万というお金が必要でしたが、CtoCの時代に突入した今、今後こういった誰でも作れるインスタントECサービスやアプリサービスはどんどん出てくるでしょう。

 

BASE(ベイス)との比較

STORESが世に出だした頃から、同じようなサービスとしてライバルだったのがBASEです。
BASEの方が先にテレビCMが始まり、一般的にも認知度が高まりました。お店を経営されている方なら一度は耳にしたことのある名前ではないでしょうか?

 

ベイスのトップページ

ほぼ同じようなサービスですので、比較検討するとすれば、手数料や機能。
実際に利用している人の評判も気になりますよね。

ここからは、STORESとBASEを比較しながら、違いを徹底検証いたします!

STORESの方が手数料が安い

STORES 5%(無料プラン)
BASE 6.6%+40円

決済手数料とは、システム側が代行してくれる決済(クレジット決済や銀行振込、後払い決済などお客様のお支払い)にかかる手数料のことです。

STORESのフリープラン(無料プラン)では、決済手数料は5%。
BASEは決済手数料は3.6%+1件につき40円で、別途販売手数料は3%かかるので、実質6.6%+40円となります。

手数料はSTORESの方が安いですね。

さらに、STORESではフリープラン(無料)とスタンダードプラン(有料)があり、スタンダードプランでは、 月額料1,980円(税抜)がかかりますが、手数料は3.6%に下がります。

月に20万円以上の売上がある場合は、フリープランより有料のスタンダードプランの方がお得です。
手数料が3.6%というのは、ネットショップ業界では最安値です!

最初は無料プランから始めて、売上が伸びてきたら有料プランに移行すればOK!

STORESの振込手数料は1万円以上から

STORES 振込手数料:275円、事務手数料:275円(1万円未満は振り込まれない)
BASE 振込手数料:250円、事務手数料:2万円未満は500円、2万円以上は0円

振込手数料とは、お店の売上を自分の口座に振り込んでもらう際にかかる手数料です。
STORESの場合、売上が1万円以上貯まらないと自動振込はされませんので、手数料もかかりません。
BASEでは、2万円以上の振込の場合は事務手数料が0円になります。

評判の比較

ショップ数でいうと、BASEは90万店舗を突破(2020年2月時点)したようです。
STORESはショップ開設数は現在公表されていないようですが、毎月1万ショップが新規オープンしているとのことですので、2012年の創設から数えると、BASEと同じ数くらいのショップがあることが予想されます。

それぞれの公式ページに掲載されている、ショップオーナーさんのインタビュー記事から実際の利用者の声を拾いました。

STORESの良い評判として挙がった声はこちら

「シンプルで分かりやすく、直感で操作できる」

「商品登録が簡単」

「アクセス解析、定期販売、予約販売などの機能が便利」

「ビジュアルがきれい」

BASEの良い評判として挙がった声はこちら

「管理画面が見やすい」

「直感的に操作できる」

「会計システムがしっかりしている」

「(知名度があるので)お客様が安心してくれる」

どちらも共通しているのは、直感で使えるシンプルな管理画面、操作の簡単さが評価されているようです。

デザインテンプレートの比較

STORES 48種類(全て無料)
BASE 51種類(無料テンプレート:11種類、有料テンプレート40種類)

テンプレートの種類を比較するとBASEの方が数は多いのですが、その多くは有料となり、だいたい5千円〜1万円くらいの価格で販売されています。

STORESは、無料プランでも有料プランでも、同じ48種類から選ぶことができます。
「無料だから微妙なデザインしか選べない」というストレスは完全フリー!
誰でも無料とは思えないほどオシャレなショップデザインが使えます。

STORESのデザイン例

初期費用はなるべくかけたくないものですよね。
複数のショップを運営する場合にも、STORESならどれだけショップを作っても全部オシャレで、実際に商品が売れるまでは無料のままです。
期間限定ショップも気軽に作れますし、商品カタログ的な使い方にも向いていると言えます。

どちらが売れる?

作りやすさは分かったところで、
「実際STORESとBASEではどっちが売れるの??」
と気になっている方も多いかと思います。

結論から言えば、どちらも同じ。宣伝次第!努力次第!です。

なんとも夢のない答えでガッカリさせてしまったかもしれませんが、STORESもBASEも、あくまでショップ開設ツールであり、楽天市場やヤフーショップのような総合マーケットの一部としてお店をオープンさせるといった類のものではありません。

楽天やヤフーショップが「百貨店のテナントとして入る」イメージだとすると、
STORESやBASEは「路面店の店舗をオープンさせる」イメージ。

ですので、ショップが出来たからといって放っておいても、お客さんは来てくれません。
集客は自分の力で行う必要があります。

ただ、STORESの場合はアイテム紹介にストアーズのハッシュタグを入れることで、お客さんが商品を検索した時にヒットしやすくなる仕組みがあります。

また、BASEは専用の購入アプリがあり、お店のフォローが出来たり、特集が組まれたりします。
BASE Mag.(ベイスマグ)という、BASEで出品されている商品のキュレーションマガジンもあります。

こう聞くと、STORESよりBASEの方が新規客の流動がありそうに思いますよね?
でも、実際に長年BASEを使ってきた私が言わせていただきます。

余程のことがない限り、出来立てほやほやのショップに新規客が流動する事はありません(> < )

ハンドメイドの場合はなおさらです。
なぜなら、ショップ数(=ライバル)が多すぎるからです。

やはり地道にコツコツと、SNSを使った宣伝、イベントでの宣伝は必要となってきます。
そして、見た人が確実にカートに入れてくれるような、魅力的な商品写真、紹介文を作ることが大事です。

 

STORESの方がBASEより優れている点

STORESの手数料は業界最安値

決済手数料がフリープランで5%となり、BASEに比べて安いです。

有料のスタンダードプランでは、 月額料1,980円(税抜)がかかりますが、手数料は3.6%に下がります。
手数料が3.6%というのは、ネットショップ業界では最安値です!

既にネットショップをお持ちで、乗り換えを検討しているお店やハンドメイド作家さんで、月に20万円以上の売上がある場合は、スタンダードプランを選べばかなりお得に使えます。

インスタ連動の便利な機能がある

使える機能に関しては、STORESもこれまで有料だった20種類以上の機能を無料でも使えるようにしてくれたので、BASEとそこまで大きくは変わらないと言えます。

もちろん、今人気のインスタ連動で、インスタから販売できる機能も付いています。

インスタ販売の画像

ですが、注目したいのはSTORESだけにある【Instagram画像連携】というツールです!
これは、商品登録の際に、インスタに投稿している写真を転送して登録できるという機能です。

ハンドメイド作家さんは、インスタに作品をアップしてギャラリーのように使っていらっしゃる方も多いと思いますので、この機能を使えばあっという間に商品登録ができてオススメです。

「あの写真どこいったかな〜?」「いつ頃だったっけなぁ〜?」
とスマホのアルバムを探す必要がないので超らくちん!

STORESの方が決済方法が多い

キャッシュレス決済サービスのCoineyと統合したSTORESなので、電子マネーが使えるというところが便利です。

STORESとBASEを比較した決済方法の一覧はこちら。

決済方法 STORES BASE
クレジットカード決済
コンビニ決済
銀行振込
PayPal決済 ○(Webページからのみ)
キャリア決済
後払い決済
PayPal決済
楽天ペイ ×
代金引換 ×
Amazon Pay ×

楽天ペイやアマゾンペイが使えるのはとっても便利ですよね!

私の場合は、クレジット決済を選ぶことが多いのですが、カード番号を入力するためにいちいち財布からカードを取り出すのが面倒で、購入をやめてしまうこともたまにあるので、電子マネー決済が増えてくれると嬉しいです。

STORESの方が無料デザインがオシャレ

STORESでは無料で使える48種類ものテンプレート、全てがオシャレです。
WEB制作会社に発注すると何十万もするデザインが、無料で手に入るなんて夢のようです。

もちろんBASEも有料テンプレートを購入すればオシャレになれるのですが、無料にはかないませんよね。

ネットショップは見た目がかなり重要です。
お店の雰囲気を作っているのは見た目(=デザイン)であり、雰囲気の良さは商品に付加価値を与えてくれます。

ハンドメイド作家さんのアクセや雑貨のデザインはこちら。

アクセサリーのデザインテンプレート画像

これはほんの一部で、もっともっとデザインには種類があります。

「無料デザインがBASEよりオシャレなこと」
これは、BASEとSTORESを比較した際に最も優れた点だと私は思っています。

STORESの方がBASEより劣っている点

HTML/CSS編集の機能がない

BASEにあってSTORESにない機能で代表的なのは、「HTML/CSS編集」の機能ではないでしょうか。

BASEの無料テンプレートはとてもシンプルに作られており、そこから自分でHTMLを使ってカスタマイズしていくことで、無料でも立派なデザインに仕上げることが可能です。

もちろん、有料で購入したテンプレートでも、HTML、CSSに詳しければ編集することが可能なので、まるでプロが作ったような、完璧なオリジナルネットショップを作ることも可能です。

STORESはHTML/CSS編集機能がないため、デザイン自体にオリジナリティを出すことはほぼ不可能と言えるでしょう。

今後、STORESの知名度が上がり、ショップがどんどん増えていくと「あ、これどこかで見たことがあるテンプレートだな」と思われる可能性もありますね。

HTML/CSSを知っていれば誰でもカスタマイズ可能?

私も一応2年弱WEB制作会社で働いていたので、HTML/CSSはそれなりに知識があるつもりでしたが、BASEテンプレートはHTMLタグと独自のテンプレートタグを使わないと編集できず、私レベルの人間では全く理解出来ませんでした。

具体的な記述方法などの技術的なサポートはなく、解説しているブログもほとんどないので、ここだけの話、この機能が付いていても使いこなせる人はごく一部の達人だけではないかと思っています。

BASEの方が知名度がある

BASEは前からテレビCMをしていたのもあり、お店をしている人なら聞いたことがあるレベルまで、一般認知度は上がっています。なんなら雑貨屋を営んでいる60代のうちの母親も知っています(笑)
ハンドメイド好きのお客様でも、ご存知の方は多いですよね。

認知度があると良い点として、ネットショップのクレジット決済など「ここに登録して大丈夫なのかな?」「ちゃんと正しく決済されるのかな?」と不安に思う方にとって、聞いたことのあるシステムなら安心感を持ってもらえるという利点があります。

BASE公式の発表では、2020年1月にアプリが600万ダウンロードを突破したとのことです。
ミンネやクリーマと同じくらい、アプリをインストールしている人も多いのではないでしょうか。

私のプロデュースしているBASEショップでも、1年くらい経って最近急にフォロワーが増えて来ました。
フォロワーやお気に入り登録の通知が来ると、嬉しくて励みになりますよね。

STORESも、今回のテレビCMでショップ数が増えるでしょうし、これから集客力をもっともっと付けていくことが予想できます。あっという間にBASEに追いつく日も来るでしょう。

どちらにせよ、こういうものは世の中に浸透してしまってからでは遅いです。
インスタも流行る前から使っている人の方がフォロワーを獲得するのにも圧倒的に有利ですよね。
流行り出す気配がしているうちに、登録しておいた方が吉です。

登録は0円で、売れない限り費用は発生しませんので、ぜひ試してみてくださいね!


まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、ネットショップ運営歴10年以上の私が、最近テレビCMが始まったSTORES、そしてそのライバルサービスであるBASEの、手数料や評判、機能などを比較検証してみました。

どちらも登録は簡単なので、あとは日々の宣伝を頑張って、コツコツ運用していくのみです!

ぜひあなたのスタイルに合った方を選んで、上手に利用してみてください。

 

 

 

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