ここ数年で「ワークショップ」という言葉をよく聞くようになったと思いませんか?
ハンドメイドマルシェの一角に、ワークショップブースを設置する会場もかなり増えましたよね。
マルシェが盛り上がりのピークを迎えてからというもの、次なる流行は、ワークショップにじわじわ移行しているような気がしてなりません。
というのも、今まで既製品しか手にした事のなかった人たちが、マルシェやクリーマ、ミンネなどのハンドメイドアプリを通して、ハンドメイドの作品に触れる機会が多くなったおかげで、「自分も作ってみたい」と思う人が増えたことが考えられます。
世の中は今、ハンドメイドを「やってみたい」「教えて欲しい」と思っている人がたくさんいる状態です。
そんな中、ハンドメイド作家さんは作れるスキルを持っています!!
これって、すごいことではないでしょうか!?
誰も求めていないことを供給してもお金にはなりませんが、多くのハンドメイド好きの人たちからの需要があるのです。需要があることに対して供給することはお金になります!
つまり、既にスキルを持っているあなたは、ワークショップ講師として稼ぐ力を十分に持っているんです♪
せっかくのハンドメイドスキル、役立ててみませんか?
このブログでは、
「ワークショップをやってみたいけど、やり方が分からない」
「自分のハンドメイドスキルがワークショップになるのかな?」
「参加してくれる人が集まるか不安…」
というハンドメイド作家さんに向けて、人気ワークショップの種類や、実際に始める際の手順をご紹介します。
ワークショップとは?
数年前からちょこちょこと耳にするようになってきたワークショップですが、元々は20世紀中盤のアメリカの演劇界で生まれたものでした。
演者がお互いに刺激を与え合うことで、新しい発見をすることが目的だそうです。
日本でも演劇や美術の世界から取り入れられ、現在では「体験型講座」として、ビジネスシーンを含め様々な分野で行われています。
ワークショップとセミナーの違い
セミナーは昔からよく聞きますね。
講演する人がいて、参加者は椅子に座って話を聞きます。
(メモを取ったり取らなかったり、ウトウトしたりしなかったり…笑)
「受講する」という言葉の通り、受け身の講座という感じです。
対してワークショップは、参加・体験型のセミナーです。
参加者は話を聞くだけでなく、実際に体を動かしたり、話し合ったりといったアクションを伴います。
講師と一緒に制作体験する、グループ学習を行うプログラムになります。
ハンドメイドで人気のワークショップ
さて、肝心のハンドメイドスキルで出来るワークショップにはどんな種類があるのでしょうか?
以下にて、代表的なハンドメイドワークショップをご紹介します。
フラワーワークショップ
ハーバリウムをはじめ、アーティフィシャルフラワーなど、お花を使ったワークショップです。
近年ドライフラワーがオシャレ女子の間で大人気ですので、スワッグやリース作りなども注目です。
アクセサリーワークショップ
アクセサリーはハンドメイドの中でも一番人気のジャンルですよね。
アクセサリー作りの基礎を学べるワークショップや、レジン講座なども人気です。
また、「ちょっとだけ体験してみたいな〜」というライトユーザー向けに、パーツを選んで組み合わせるだけのアクセサリー作りワークショップなど、お手軽なものもあります。
手芸ワークショップ
昔ながらの編み物教室はもちろんですが、今人気なのは刺繍ワークショップ。
ハンドメイド本でも素敵な刺繍の本がたくさん出ています。それだけ刺繍の人気が高まっているのでしょう。
他にもカゴバッグ編みや、リボン、バレッタ、デコレーションなど様々な種類があります。
キャンドル・アロマ・石鹸ワークショップ
教室としてスタンダードなカテゴリ。実際に習いにいった方も多いのではないでしょうか?
アロマワックスやアロマの香水、キャンドルワークショップは主婦層にも人気です。
環境と肌に優しい石鹸、ハンドクリーム作りも、エコな今の時代にぴったりですね。
キッズ・子供向けワークショップ
最近特に人気のジャンルがお子様向けのワークショップ。
お絵かきワークショップや、夏休みの自由研究にぴったりのワークショップなどもあります。
また、赤ちゃんママ向けに、子供の手形を使ったアートや、乳歯を使ったアクセサリーなども。
アイシングクッキー・フードワークショップ
アイシングクッキーもオシャレ女子の間でどんどん人気になってきています。
既に出来上がったクッキーに、アイシングをしてもらうという形のワークショップが多いです。
以上がざっくりカテゴライズした人気のハンドメイドワークショップになります。
ここに出てきていないジャンルの作家さんも、心配しないでくださいね。
今、世の中にはありとあらゆるジャンルのワークショップがあります。あなたのハンドメイドのスキルが他の人と被っていなければ、ライバルがいないのでむしろチャンスですよ!
「自分にしか教えられないことがある」というのは相当な強みですので、自信を持ってください!
ハンドメイドワークショップのやり方3ステップ
ここからは、実際にハンドメイドのワークショップをするための3ステップをご紹介します。
①企画をする
まずは、自分が開くワークショップを企画します。ジャンルを決めるのはもちろん、どれくらいの規模で、どれくらいの時間で行うかなど、思いつくことをノートに書いていきましょう。
一通り書いたら、まとめていきます。決めることは以下のような感じです。
- ジャンル(例:ハーバリウムワークショップ)
- 内容(例:参加者に一人1個ミニハーバリウムボトルを作ってもらう)
- 開催時期
- 場所
- 時間帯(1日2回、それぞれ1時間コース)
- 規模(例:大人10名まで)
②準備をする
開催日から逆算して、いつまでにどんな準備を終わらせておけばいいのか、ざっくりでいいので、予定表を作れば安心です。
会場選び、必要なものの手配など、ひとつひとつ、計画した期限までに片付けていくように心掛けましょう。
③宣伝して集客する
内容と日にちが決まったら、準備と並行して早めに宣伝をかけていくのがベターです。
ご自身のインスタやtwitterで拡散してもらったり、チラシを作ってイベント出店があるときはどんどん配りましょう。チラシは、街の掲示板に貼ってもらったり、会場近くのお店に置いてもらうのも、地味ですが効果はあります。
チラシなんて自分で作れない!という方は、オンライン印刷のサービスがオススメです。
無料デザインテンプレートに写真と文章を入力していくだけで、誰でも簡単にオシャレなチラシが作れます♪
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以上がワークショップを開催するまでの基本的な3ステップです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回のブログでは、ハンドメイドワークショップを開くための3ステップ、そして、ワークショップ開催者と参加者をつなぐマッチングサイトをご紹介させていただきました。
せっかくのハンドメイドのスキル、作品作りだけに使うのは勿体無くないですか?
これからの時代、ハンドメイドイベントの流れはワークショップに行き着くことが予想されます。今から講師としての経験を積んでおけば、いざピークを迎えた時に、人気講師としての実力を備えておけます!
とはいえ、いきなり講師だなんて、緊張してしまいますよね。
何が必要なのかも、やってみないと分からないし…
「講師なんて自分にできるか不安…」
と感じる方も多いと思います。
そういう時は、まずはたくさんのワークショップに足を運んでみて、みんながどんな風にワークショップをしているのか、研究してみましょう!
自分と同じジャンルのワークショップに足を運べば、用意するもの、進行の仕方など、ライバルからたくさん学ぶことがありそうです。自分の作品作りにも刺激を与えてくれるかもしれません♪
いつも出ているハンドメイドイベントでワークショップ募集などがあれば、そこからスタートするのもいいですね。また、委託販売を行なっている場合、委託先でワークショップイベントをさせてもらえないか、聞いてみるのもいいでしょう。
物が溢れる時代、世間では「消費」より「体験」のサービスが求められていると言われます。ぜひ、これからは時代にマッチした活動も取り入れていってくださいね。
はじめの一歩は勇気がいりますが、、ぜひ自信を持って、大きく踏み出してみて下さい。
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