人は“美しいものを閉じ込めたい”のだろうか、または、“閉じ込めるから美しい”のか。
レジンの素晴らしい作品を見ていると、閉じ込められた中に広がる世界を感じます♡
レジンとは?
レジンという言葉は、手作りアクセサリー作家さんにはお馴染みですが、数年前まではあまり聞かない言葉でした。レジン=樹脂のことで、透明な樹脂を固めて形を作ることができる素材です。
主にハンドメイド用として市販されているレジンは「エポキシレジン」と「UVレジン」があります。2つの違いを簡単に説明すると、以下のようになります。
「エポキシレジン」
・2種類の液体を混ぜることで化学反応を起こし、硬化させるタイプ。
・硬化するまでに1〜3日ほどかかる。
・品質のいいものは透明度が高く、完成度にこだわる制作にはこちらがオススメ。
「UVレジン」
・ジェルネイルなどと同じで、紫外線を当てることで硬化させるタイプ。
・UVライトを使うと5分程度、太陽光でも30分〜1時間くらいで硬化させられる。
・厚すぎるとUVが届かないので、少しずつレジンを重ね塗りする必要がある。
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さて、今回は、そんなレジンで美しい世界を閉じ込めた、ウクライナのレジンジュエリー作家、ヴィクトリアさんの作品をご紹介いたします。
こちらはネックレスのトップです。
ガラス玉のように透明度の高い、まん丸のレジンドームの中に、ボタニカルな世界が広がっています。
写真もとてもキレイで、太陽光に透かして撮ることでキラキラとした美しさが伝わってきます。
お店の名前「One Flower Story」にちなんで、花を使ったアクセサリーをメインで作られているようです。
そして、アクセサリー以外にもレジンを使って様々な小物や雑貨を作っているのですが、そのどれもが上品で、ストーリーが感じられるような作品です。
いくつか写真をご紹介します。
マグネット、しおり、ブローチもこんなに素敵♡
レジンの中で花や植物がいきいきとしていて、語りかけてくるようです。ドームではない平らなアイテムは、ベースを白にすることによって絵画のように見えます。
ヴィクトリアさんのレジン作品はいかがでしたでしょうか。
人は余白の部分に想いを巡らせ、ストーリーを感じるそうです。
作品づくりでも、日々の暮らしの中でも、表現したいことが沢山ある時ほど、勇気を持って余白を多めにとる、というのは良いかもしれません。
もしよければ試してみてくださいね。